海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

水難の相

寝てる時からバシバシとテントを叩く雨音に気がついていたので、いつもなら早起きして熾火から朝食用の火を育てるところ、ゆっくりと6時半まで寝て、起きたのは三番手だった。雨なので、とりあえず一番手のパパさんの淹れたコーヒーをいただき、することないなーとタープの下でぼんやり。するうちにヨメサン以外の皆さんが起きてきて、朝食は簡単に済ますにしても、子供らには暖かいものを、とインスタントラーメンを持ち寄って食べさせる。一息ついて、iPad持参のパパさんが雨は9時ごろから小やみになるというので、それを期待して待つ。で、待つ間の雨脚はとっても強くて、タープの外に出れば一瞬でずぶぬれレベル。なので、それがザーザーレベルにまで落ちたら、なんか雨脚が弱まったような気になって、9時も過ぎたし雨中の撤収に皆がかかり出すわけ。実は、ずーっとキャンプで雨に降られた事がなくって、雨中撤収は初めての経験。さて先ずは寝袋をたたむのだけど、そこでテントの中に小さな水たまりができている事を発見。すわ雨漏りじゃないか。がーんこのテント結構長い事使ってるけど、もうダメなのかあ。と思っていると、どうも前日ヨメサンが暑いからとフライシートの後部を開けたまま放置していたらしくそこから雨が降り込んでいた様子。そりゃあかんわ。で、次はいよいよ外での撤収作業。雨装備を持たない私はすぐにグズグズに濡れてしまうがしゃーないわねー。次までにレインコート買わなきゃよ。で、11時過ぎに全て完了した頃には、雨も上がってくると言うお約束。チェックアウトしてみんなで温泉にでも行こうと(しかし、水から逃れてキャンプ場を出るのに、お湯と戯れる事になるのよね)麓の富士宮市街に向かうとお日様さえ出てくるじゃないか。これって撤収しなくて良かったんじゃないの?と。温泉はスーパー銭湯で、なんだか塩の湯とかあって、死海レベルの塩水で、漬かるとプカプカ浮いて面白い。そしてお昼はやっぱり富士宮やきそば、と浅間大社前のお宮横丁に。富士宮やきそば学会の焼きそばを食べるも、私的には昨日の方が美味しいと思う。そして朝霧高原ソフトを食べ浅間大社にお参り。蒸し暑い中、お日様カンカン照りでムッチャ暑い。で、名残惜しいけど皆さんとお別れして帰途に。なんか台風はかなり西寄りの進路を取っているようで、関西は夕方から強い雨だとか。台風を避けて今から早帰りするというのに、雨雲の中に突っ込んでいく事になるとはこれ如何に。まあぼやいていても仕方がないので、16時ごろ粛々と出発。いやホントに新東名は素晴らしい。後席の子供はすぐにバタンキューだったところ、ヨメサンと私はエスカップの力を借りて妙なハイテンションで西へひた走る。こんな天気だし、渋滞もなくスイスイ走ってこりゃ楽勝だなあと思っていたところ、四日市を越えた辺りからザーザー来だして、亀山JCTを過ぎた辺りからもういけない。前も良く見えないほどのひどい降りようで、路面に水がたまってハイドロプレーニング現象バーシバシ。あんまり怖いのでとにかくもノロノロ走る。いや普通、あんな強い雨は局地的なものであって、まさかあのレベルの雨が宇治を過ぎるくらいまでずっと続くとは思わなかった。ストレスで禿げるかと思った。という事で最後100kmを通常より10分ほど余計に時間をかけてなんとか帰着。こんな雨をキャンプ場で喰らわなくて良かったわけで、帰ってきてからレーダーとか眺むるに、まだ静岡では降ってないみたいだけど明日雨になるのは必至だろうから、おとなしく今日撤退してきたのは正しい判断だったと、少しだけ心が安らかになる。