海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

うま年だから

あいにくの小雨交じりの天気の中、藤森神社に駈馬神事を見物に出かける。ひょんな事で乗り手の方と知りあったので、こりゃ是非とも見にいかにゃアカンというわけだ。駈馬は13時と15時の二回あって、14時ごろに着いたら良い感じですよ、と言う話だったので、朝のうちに研究室に出かけて、昨日交尾したメスの体重を測定して、京都駅でウチの人たちと合流し昼ご飯にすめれのラーメン食べる。で、少し時間があるので駅をウロウロしていたら、こどもの日と言う事で、イベントがあり私の出身研究科の人たちが科学教室のブースを出していた。うーむ今どきは大変な事である、と同情しつつ、しかし、小さい時は素朴物理学と素朴生物学を身に付ける事が何より大事と思っている私としては、これって文科の予算取りに利用されてるだけなんじゃないかと思うわけだ。もし子供の理科離れを食い止めたいと本気で思っているんだったら、公園でキャッチボールをするのを許したり里山開発を食い止めるための社会的合意形成に資本を投入するのがずっと役に立つと思うのだがどうか。こどもの時に目に見えない事どもについての知識を天下り的に流し込まれるのは、あんまり良い事じゃないと思うんだが。ともかく、時間が来たので、神社に。着いたらちょうど一回目が終わるところで、知り合いが駈けるところを遠目ながらもちらっと見える。で、お客さんががやがやっと動き始めたので社務所に向かい、どうもどうもとご挨拶。そしたら、思いもかけず観客席のチケットをいただいて、よく見えるところで座って観覧できる事に。うれしー。で、15時の回の時は雨もあがり、かぶり付きでよく見えた。流し撮りで写真を撮るのは難しかったけれども、これは良いものを見させていただきました。こう、馬がまっすぐ走らず、客席の方に向かってくると、祭りの人たちが進路を塞ぐようにポジションを変えて進路を再びまっすぐに向けるのだけれども、それでもあの大きさのものがこっちに疾走してくるのを見るのは怖いものですな。戦場で騎兵に会った雑兵の恐怖やいかばかりか、という。まあしかし、藤森神社は勝負の神様ということで、今年はこれで私もバンバン勝っていきたい(←何に?)。どうでもいいけど、見ている時はむちゃくちゃ寒くて凍え上がったので、帰ってきてちまきなど買い求め熱いお茶で食べてやっと人心地。