海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

分離不全

デモに参加していると、沿道から悪罵を投げつけられることがまあまあある。車や人の通行の妨げになっているのは確かなので、それを怒られると、スンマセンが大目に見てやってくださいとしか言いようがない。一方、デモの主張を攻撃する人もいて、私にはこれがよくわからない。デモ参加者は時の政府に物申しているのであって、沿道の人を批判しているのではないのだが、なぜかこういう人はデモ参加者への敵意を隠さずにひどい言葉を投げつけてくる。

facebookに書いていると、食べ物の写真やら旅行に行った時の写真にはたくさんコメントが来るのに、社会的なことを書くと多くの人がこれをスルーするのもよくわからない。

集団の利益をアプリオリな根拠に個人の自由を奪おうとする人がいると、ケンカせざるを得なくなる。で、そうやって個人の自由を奪おうとする人は、たいていはその集団でのエラい人なので、事後に集団のヒラ構成員から「謝って許して貰えば」などのアドバイスをいただくことがある。この理屈も全くもってよくわからない。自由の制約は、異なる個人の間の自由の衝突があるときにその調整のために初めて正当性を持つのであって、いわゆる「集団の利益」というのはたいがいの場合エラい人の権益であって、エラい人個人の自由とは違うものだから。許してもらおう、という発想がどこから出てくるのかさっぱりわからない。

いや、本当はわかってるんだけどね。

今日は人の原稿を弄って過ごした。