しかし近所からとってきたクモを庭に放して観察しているオレはコロナ禍でも研究できるのである。まさかローテクがこんなところで効いてくるとは。っていうか、テクノロジーに頼るものは割を食うってハリウッド映画のセオリー通りよね。というわけで、今年のギンメッキ交尾実験お初。ところがいつもの高速カメラを使おうと昨日充電しておいたバッテリーを入れるべく古いのをとり出そうとしたら蓋を開けても出てこない。おかしいなあいつもなら押さえ用のつめを外せばバネでぴょんと飛び出してくるのに、と、困っているとヨメサンがドライバーで無理繰りほじり出してくれる。私はこういうとき、力づくでやるのが怖いのだけどクラッシャーのヨメサンはそういうのを気にしないので、それがうまく行ったのが今日だ。で、掘り出したバッテリーを見てみると、ふっくら膨らんでいる。まあ美味しそうに焼けたわ。。。じゃなくって、これはリチウムイオン電池爆発寸前！やっべかったー。と冷や汗書きながら実験突入。今年はただ普通に交尾させるのと交尾の途中で邪魔するだけなのであっという間に必要数達成できるわ、と思っていたのに午前中いっぱいかかって成功したの一例だけ。後は全然オスが動かないでやんの。あれーおかしいなあ。寒いからかな。午後は講義資料の作成。とかなんか言ってると、夕方にメールが飛び込んでくる。最後まで残っていた対面の会議がついにメール審議になると言うことで、今週はもう大学に行かなくてすむのであるよ！ひゃっほう。先週は厳しかったけど、やっとこれであるべき姿になるよ。しかし、こうなることを見越して先週のうちに研究室の観葉植物をうちに持ち帰っておいて良かった。次はいつ行くかわからんものな。
