海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

気は持ちよう

なんつうか私はローンウルフ型である限りにおいて有能であるので、振ってきた仕事はたいがい難易度が高くても、普通は一人でこなせるのである。が、こういう人間が機嫌よく暮せるのは若い時に限られるのであって、この歳になると、自分では手を出せないのだけど、何かあったら責任がふってくる、というお仕事がままあるわけだ。で、こういうお仕事の進行が滞ったりするのは大の苦手で、オレに手を出させてくれたら、と思うのだけど、でもそうもいかず、でまた私がきわめつけの慎重居士の心配性なので、お仕事なんて少々滞っても大丈夫なのは頭では理解していても、心の中では気が気でなくなっちゃうわけよ。で、今朝なんか朝の3時に目が覚めて、滞りぎみな某案件が気になって眠れなくなっちゃった。また今日が朝イチで大学行くため6時に起きようと思ってたもんだから、覚醒したまま朝を迎えたのよ。うへー。こんなことをしていては、必要もないのに私の健康が損なわれてしまうので、これはヤバい。ので、某案件に対してアクションを起こしてみた。もちろん自分で手は出せないので、それで案件が進むわけではないのだけど、けどアクションを起こしたということだけで、心の安寧につながるのである。げに面倒くさきはオレの心。さて、朝早く来て、こちらもなかなか進まない造網行動の撮影にとりくむのだが、何かこの気難しいギンメッキさんにやる気を出させる方法はないものか。彼女らは明け方に造網するのだけど、薄暗い部屋の中は気に入らないのかもしれない。実際、1度だけ成功した時は、造網枠を窓の方に向けて光がはいってくるようにした時だったのだな(じゃあその場所におけばいいじゃんってことになるのだけど、こうすると、造網枠を仕切るアクリル板が光を反射して、きれいに像がとれなくなるのよ。低反射アクリル板も使ってるのだけど、窓からの光が強いとどうしてもカメラの影とかが写り込むのよね)。というわけでタイマーで日の出の時間に照明をつけるようにして、今日はシステムの設置場所を窓際のほうに移してみた。そのために部屋の中の小規模な模様替えまでしてね。これで上手く行きますように。午後遅く、研究室を出て5日ぶりにカメチンのお世話。隅のほうでいじけてたところ、エサを置く時の音に気がついて、「ご飯くれるの?」という顔つきでこちらをじっと見つめる瞳がたまらなくかわいかったの。ごめんねお腹空いてるんだよね。たくさんエサを置いてきたからね。もうすぐK家の人たちが帰ってくるからね。と、帰宅して、夜に伸ばし博士。睡眠不足だから眠たくなるんじゃないか?と思っていたけど、マッサージじゃないのでそんな余裕はなかった。で、伸ばされてる時に、この建物にはざしきわらしがいて、あの隅が居場所なんですよー、なんておねいさんがいってくる。ざしきわらしは守り神だから、あの隅っこには御利益が、とか。で、伸ばされ終わるといつも効果を測る。で、おねいさんたら、隅っこでやってみたらどうですか?とかいうので、へいへい、と思って前屈してみると、何と手のひらがついた。オレなんてここに通う前は前屈マイナス10cmだったのに、手のひらがつくなんて身体の柔らかい人みたいじゃん!すごい毎週通っただけのことあるなあ、と喜んでいると、おねいさん「ざしきわらしのおかげですねえ」。