海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

形式がすべて

昨今大学では1年生向けに大学での勉強の仕方とか図書館の使い方とかレポートの書き方とかを少人数教育する初年時ゼミが一般的になっている。で、私だが、教養担当だった古巣で、専門の教員の下働きで初年時ゼミを担当させられそうになってそれがイヤでイヤで仕方なかったところ、良いタイミングで異動できてハッピーだったわけ。ディシプリンの違う分野の学び方の基礎を教える能力は私にはないからね。ところが移ってみれば今のところでも初年時ゼミを結局担当させられているという。アホみたい>オレ。とはいえ、こちらでは一応教える中身は自由だということで、自分を納得させている。で、私が教えられるのは、自然科学的発想であって、その色の濃いレポートの書き方をやったりしている。こんなんで役に立ってるのかなあ、と思いながら。そしたら今日、受講生の一人が「他の授業でレポート書いたらA++もらったんだけど、返してもらったレポートに書いてあったコメント読むと、形式が整ってることしか褒められてなかった。頑張って書いたから中身にコメント欲しかったのに」てなことを報告してくれた。まあ、わざわざ私に言ってくれてるわけで学生も嬉しかったんだろう。私も嬉しい。